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イチャコラミックス

第1章 あの時の二人(次朗×ミカ)

今日は休まる暇なかったよね。
松井さんと調査に出掛けて、
帰って来てすぐに私を助けに来てくれた。
回復はしたけど、
またすぐにエミと優司君の
記憶を操作して魔力を消耗した。

「次朗君 身体大丈夫?」

「うん」


次郎君はいつも通りに優しく微笑む。

ありがとう
ごめんね

それらを言葉にはせず、
私はその身体を抱き締めた。

次朗君の手が私の背中に触れる。

ちょっぴりドキドキする。

私はその、つもりでここにきた。
1日に二度、三度になったって平気。
だってこんなに好きだもん。

「精気 あげるよ 」

「…」

次朗君の手は私の頭を撫でただけだった。

「嬉しい申し出だし
そのつもりで誘ったのも
まぁ事実だけど
今日は もう やめておこう
君の方が空になっちゃう」

「私は平気だよ」

見上げると、
彼は眉を八の字にして微笑んでいた。

「大丈夫」


    …ちゅ

 
唇が優しく触れて、離れた。

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