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イチャコラミックス

第3章 熱情に誓う

枕元にある黒い小箱には無限にコンドームが入っている。黒桃館特製、精気を吸い取るコンドーム…って言うと怖いけど、その機能は我々の知るそれとほぼ変わらない。
ただ、あまり臭わない。無臭であった。

「付けて」

咲希は起き上がると、それを手に取り開封した。

「…ねぇ、これ舐めちゃだめ?」
「だめ」

付け根に手を添えながらトロンとした目で陰茎を見つめている。
今口に入れられたら確実にもたないと思った男はコンドームを取り上げ、自ら装着した。

「今日は何もさせてくれないの?」
「今日の俺は余裕がないんだよね。咲希に何かされてらすぐ…」

下の名前で呼ばれるのは二人でいる時だけだった。でも今度からは…

「太郎さんいっちゃうの?」
「いっちゃうね。だからあまり刺激しないで。

ゴロリ、と寝かされて、足を開かれる。
陰部に空気があたりヒヤリとしたのにもまた、感じてしまう。

「ふふ、柔らかい。」
「あ」

入口にあて、確認するとゆっくり挿入した。

「あんっ…!…すご、熱い。」
「咲希の中も熱いよ、溶かされそうなくらいだ。」
「あっ、あ…」

そのまま奥へ奥へとねじ込む。
ねじ込む度に零れる甘い声にクラクラした。

「ほんと、すぐイきそうでヤバいんだよ。」
「…じゃ、このまま」

言いながらきゅうっと接合部に力を入れる。

「そんな締められたら…。」
「たろうさん、キスして。」
「うん。」

普段はキリリとした彼女の、こんなにも乱れた姿を知るのは自分だけ。

「たろうさん、すき」
「俺も…愛してる…」


使用済みのコンドームがゴミ箱へと溜まっていく。
達するのが早ければ数をこなせばいい。
寧ろ数をこなしてもらった方がこちらとしてはありがたい。

「咲希…卒業おめでとう。」
「ありがとうございます…あ、これからもお世話になります。」

腕の中の愛しさを永遠に離すまいと誓った。
誓って三年ほど経った後、今度は大勢の前で二人はお互いへの愛を違うのだ。


✤・ おわり ・✤





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