
彼女は隠れて変化する
第1章 お隣の地味子ちゃん
「お、お――――…舞?」
俺の前でピタリと止まった舞の動向を気にしていると
舞は再び歩きだした!?
――――は?歩くのかよ!?!
今の、一時停止は何だったんだ?!
訳が解らん!!
そんなに意味不明な舞はどんどん歩き進み――――…
俺の家の隣――――…舞の実家に帰っていった
「え~……何?アイツ…」
助けてやったのに…微妙なモヤモヤだけを俺に残し舞は帰宅しやがった
と、舞の部屋に電気が点いた…
2階の部屋――――…俺の家側の部屋
ま――――…ここまで言ったら…おおよそ予想はつくだろうが…
そう、俺の部屋真っ正面
幼馴染あるある……
部屋は2階の向い合う位置関係
俺と舞も“あるある”のど真ん中である
