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COLOR’S~殺したのは私~

第10章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)②

「ありがとう」

琥珀は蓋を外すとチビチビとコーラを飲む。

琥珀は昔から俺に飲食する姿を見られることを恥ずかしがっていた。

「もっと豪快に飲めよ。こういう風にな」

ほとんど減っていないコーラを琥珀から取り上げると、俺はグビグビと飲んでいる様を琥珀に見せつけた。

「ほら、琥珀もやってみろ」

再びコーラを琥珀に渡そうとするが手を後ろに引っ込め首を横に振った。

「いらないのか?俺との間接キッスだからか?」

この「間接キッス」というワードに琥珀は反応してしまい顔を赤らめ俯いた。

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