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COLOR’S~殺したのは私~

第6章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)③

「一茶……ごめん……」
「え……な……何が?え?」

オナニーする姿を見られ動揺してしまった俺。

「シーツが……」

ベッドに視線を移すと赤く染まっていた。

朱夏は正真正銘の処女だった。

罪悪感と達成感で複雑な心境だった。

「気にすんなよ」

ベッドの上に座り込んでいる朱夏にタオルケットを掛けた。

「でも……」

朱夏が申し訳なさそうに俯く。

「大丈夫だから」

これは正真正銘の「大丈夫」だ。

朱夏に寄り添うように座り抱き寄せた。

「朱夏……一生大切にするからな」

気持ちが高ぶりつい口にしてしまった言葉だが、この時は本当にそう思い、嘘偽りは無かった。

「一茶……好き……」
「俺も朱夏が好き」

俺の好きな想いは三姉妹の中で朱夏が鼻先どころか一馬身ほどリードした。

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