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真知子からの招待状

第8章 二階堂真知子という女②

ゴールデンウィークに平井直也と

二泊三日の『修学旅行』に行くことになった。


洒落た服は持っていないから

制服で行くことにした。


当日の朝

平井直也が迎えに来る。


「修学旅行だからか?」


制服姿の私を笑ったりしなかった。


「平井さん、本当にありがとうございます」

「旅行費は必ずお返し致します」


玄関先で両親が平井直也に

何度も頭を下げる。

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