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嵐しょーせつ。Part3

第13章 喧嘩するほど仲がいい


ハァハァ、、、、
あいつっ、、、

久々に全力疾走して、、保健室へ着いた。

バンっ、、!!

雅「、、、わぁ!!なんだよ!」

和「、、なんだよじゃねーよっ!バカ兄貴っーーーー!!」

俺は雅にぃの頭を思いっきり叩いてしまった。

雅「痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

和「なんで、言わなかったんだよっ!!」

雅「別にいいだろ。もうそんなことどうでもよくない?」

和「はぁ?前もって言っておけば、こんなことにならないだろっ!」

どんどん口が悪くなっていく俺。
だって、知らなかったことが1番悔しいんだもん。

雅「はいはい。あっ、ここでは先生って呼んでよね。お前と兄弟だってことは隠してるから。」

和「なんで、隠す必要あんだよ、、、」

雅「別に。特に意味はない。」

和「ふーーん、、」

雅「はぁ、、とにかくそういうことだから。」

和「、、、俺のためなの?」

雅「はぁ?」

和「、、俺が高校生だから?高校生だからお金かかるんでしょ?」

雅「そんなことないよ。お前を養っていくのは嫌なことじゃないよ^_^むしろ、やりたいからやってるだけ。お前はお金のこと気にすんな。」

俺たちは、両親がいない。

俺がまだ13歳の時、両親は交通事故で亡くなった。中学生だった俺とその当時まだ大学生だった雅にぃ。
俺は中学生だったから施設に入る選択肢を迫られる中、、雅にぃは、、、

雅「俺の唯一の家族です。和也と離れるのが嫌だから。俺が和也を養っていきます。」

俺を捨てないでくれた。
そして、、、雅にぃは約束通り高校まで行かせてくれた。

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