嵐しょーせつ。Part3
第37章 優しい救いの手
「いなくなれよ!笑笑」
「ほら!笑笑」
雅「、、、、っ、」
ドンっ!!
ガッ、、シャーーンっ、!!
バンっ、!
高2の夏。
暴力を受ける日々。
身体的にはもちろん、精神的にも耐えられない日々。
見た目とは裏腹、俺は地味で暗い性格で、、目が悪くないのに眼鏡かけて馬鹿にされたくなくて、、、
でも、それを目につけたやつらは今こうして俺を虐めて楽しんでいる。
誰も見てないところで毎日毎日、、俺を苦しめていく。昼休みや休み時間など人がいる時はやられない。決まって放課後に呼び出してくる。
雅「、、はぁ、、、」
もう俺はボロボロで、何をするにもつまらない。
生きてて楽しくない、、、
こんな俺を必要としてくれる人なんて、、、今はいない。
何度も何度もあの世に行くために、準備したけど、、踏み切れずにいた。
だから、毎日続けられているものを我慢して生きて行かないといけないんだ。
でもね、、、俺には大切な4人の仲間がいる。
今はいないけど、、その4人は俺を必要としてくれているかもしれない。
雅「、、みんな、、、泣」
一枚の写真。
5歳の時に撮った写真。
それからすぐにバラバラになってしまったから12年も会ってないけど、いつまでも俺を見守ってくれてると思っている。
雅「、、逢いたい、、、泣」
みんな、今の俺の姿みたら驚くのかな、、?
こんな姿を見て、離れていくのかな、、?
逢いたいなんて、俺だけなのかな、、?