嵐しょーせつ。Part3
第38章 汗
雅「、、あっ。和、自販機に行こう?」
和「え、うん^_^」
教室から出て少し歩いた場所にある自販機。
雅「和、どれにする?」
和「、、え?」
雅「ほら、1週間奢るっていうご褒美。どれにする?」
約束はちゃんと守ってくれる雅紀。ほんとに優しいよね、、、
和「、、これ。」
雅「ふふっ^_^選ぶと思った笑笑」
お金を入れて、俺の好きなジュースを奢ってくれた。
雅「、、はい^_^」
和「ありがとう^_^」
ジュースを渡すなりまた教室へ戻ろうとした雅紀。
和「あれ?お前の分は?」
雅「ん?いいよ。和のご褒美で自販機来ただけだし」
和「そんな!!、、だったら、、」
なんか気がひけるんだよ。だから、、、
和「、、半分こしない?」
雅「え?」
和「俺、そんなに飲めないからさ。半分こしようよ。」
雅「和がいいならいいよ。」
和「ふふっ^_^じゃあ、どうぞ。」
ジュースを渡すと嬉しそうに笑う雅紀。
昔、5人の中で一番食の細い2人だったからよく半分こにして食べてたよね。
雅「、、あっ!今日俺ん家でご飯食べない?みんなも誘ってさ!^_^」
和「ふふっ^_^いいよ^_^」
雅「よっし、それじゃあ帰るか^_^」
周りから見たら俺たちはすごくおかしいかもしれないけど、これが俺たちの普通だからいいよね。
あの女たちに嫉妬されたのはビックリしたけど、嫉妬されるほど俺は凄いんだろうなって。
汗と涙を流したマラソン大会。
また、来年もあるから頑張るよ。
5人一緒に、、、
end