嵐しょーせつ。Part3
第39章 強くなれ
雅「、、ただいま。」
「おかえりなさいませ。雅紀おぼっちゃま。」
雅「夕飯の用意ある?」
「ございます。すぐにご支度の方をさせていただきますね。」
雅「ありがとう。」
執事である田中に着ていたダウンを渡し、俺は自分の部屋へ向かった。
雅「、、はぁ、、」
今日も散々だったな、、、
失敗することだってあるっつーの。
世界有数の株式会社の御曹司で5人兄弟の3番目。
小さい頃から俺のお世話をしてくれる執事の田中。
コンコン、、、
雅「はーい。」
「、、失礼します。お茶をお持ちしました^_^」
雅「ありがとう。そこにおいといて^_^」
「かしこまりました。」
毎日、食事前のお茶の準備や身の回りの掃除をしてくれるメイドの柏木。
俺は何一つ不自由のない生活をしていた。
でも、、、
?「、、おい。お前また失敗したのか?」
雅「わぁ、翔にぃ、、なんでそれを?」
翔「忘れたのか?お前の上司の滝沢、俺の同級生なんだよ。」
翔にぃは、俺の3つ上の兄。5人兄弟の2番目だ。
俺が務めている会社の先輩に滝沢さんがいるんだけど、滝沢さんと翔にぃは中学からの友達。塾が同じだったみたい。
雅「仕方ないよ、、まだ仕事慣れてないんだから。」
翔「そんなたるんだこと言ってたらあとで後悔するぞ。気を引き締めてやれよ。」
雅「わかってるよ、、」
入社して1年目だから、慣れない仕事が多くて滝沢さんもたくさんフォローしてくれていつも助かっている。