嵐しょーせつ。Part3
第52章 5人兄弟Ⅱ
和「、、雅紀っ!いい報告だぞ!」
雅「んー?なーに?」
みんなと和解してから2年。
俺たちは30代突入して、俺の夢のためにみんなが協力し合って過ごしていた。
和「この前応募した漫画コンテスト、、最優秀賞に選ばれたんだよ!!」
雅「、、え!?」
智「おぉ、スゲーじゃん笑笑」
3ヶ月前、運試しっていうかダメ元で応募したコンテスト。
まさかの1番いい賞に選ばれた。
和「これで、雅紀有名になれるぞ!!」
特典が単行本を出版できるということだった。
雅「、、、」
和「、、雅紀?」
嬉しいけど、、なんかやりたいことと違う気がする。
そりゃあ、みんなに読んでもらいたいし笑顔になってほしいけど、、、
雅「、、、単行本は出したくない。」
和「、、え、?」
雅「ごめん。」
俺が思い描いていたことじゃないから。
俺は、、もっと違うことがしたい。
和「、、ま、さき、?」
智「、、和也、ちょっとそっとしといてやれ。」
智が気を遣ってくれたのかしばらくの間、そっとしておいてくれた。
2人とギクシャクしたまま夜を迎えた。
雅「先に帰って。俺、行きたいところがあるから。」
和「、、、」
智「、、わかった。和也行こう?」
家とは逆方向に歩き出した俺。
俺はある場所へ足を運んだ。