嵐しょーせつ。Part3
第56章 ホンネ
「あいつ、暗いよな。」
「転校してきたやつだろ?」
「うん、こっちが気分悪くなるっつーの。」
みんなが話してる話題の的は、この春この学校に転入してきた二宮和也くん。
みんなは暗いって言うけど、ただ落ち着いていてメガネかけて髪の毛が伸びかけでボサボサ、誰とも会話せずずっと難しそうな本を読んでるだけ。
?「、、い、、おい!聞いてるか?」
雅「え、あっごめん^_^何の話だっけ?」
俺はそんな二宮くんをずっと見てて、、幼馴染の話もろくに聞いてなかった。
?「だーかーら!!俺の彼女がよ!!」
潤は彼女が浮気してるんじゃないかと疑っていて、、、話を聞くと最近相手にされないって言ってる。
潤「、、あー、もうどうしたらいいのかな、、」
雅「同じ学校にいるのに聞かないのか?」
潤「んー、、」
潤は、一回考え出したらキリがない。
アップダウンの激しいやつだ。
雅「、、ちょっと助けて、、智。」
隣にいたもうひとりの幼馴染、智にヘルプを頼んだ。
智「えー!翔が言ってやれよ!経験者だろ?!」
翔「おいっ!それはもう言うなって!」
1年前に翔も同じ経験していて、気持ち分かるはずだろ。まぁ、でも翔は本当に浮気だったしね、、
雅「俺、彼女いないからわからないもん。」
智「おいらだって。」
俺は部活一筋でやってきた人間だから未だ彼女作ってない。