嵐しょーせつ。Part3
第59章 追跡
翔「、、手がかりは?掴めた?」
雅「んん、まだ、、」
翔「はぁ、、いったいあいつはどこで何やってんだよ。」
俺はある人を探していた。
最後にその人と会ったのはもう8年前だ。
俺は、幼馴染である翔を含む4人といつも一緒に学校生活を送っていた。いつも通りの日々が続いていくと思ったんだけど、、、
雅「、、え!?和が学校を辞めたっ、?!」
「あれ?聞いてなかったのか。二宮は家の事情で退学したんだよ。」
雅「いえ、何も、、、」
何日も何日も和は学校を休んでいたから先生に確認するといつのまにか学校を退学していた。
最後に話したのは、、1週間前のこと。
雅「はぁ、、」
翔「おい、部活間に合うのかよ。」
雅「、、間に合わねーよ。なんで、こんなに、、」
潤「お前が悪いんだろ笑笑」
授業中寝てしまった俺はペナルティーとして大量課題を出されてしまった。
苦手な教科だからこそ何も進まなくて、部活に間に合うかどうかせとぎわ。
和「、、はぁ、、ったく。」
前の席の椅子に座り俺ならシャーペンを取り上げた和。
和「、、半分やってやるよ^_^」
雅「ありがとうっ、!」
幼馴染の中でも仲が良かった俺と和。
いつも何をやるにしても一緒だった。
お互い困っていたら助け合うっていうこともたくさんしてきた。
その時、、、
和「、、これからはちゃんとしろよ。」
雅「、え?」
和「いつまでも俺はそばにいないんだからな^_^」
雅「、、、うん。」
何気に初めてみたその顔。
その時の俺は本気にしてなくて、なんとなく返事をしてしまった。