嵐しょーせつ。Part3
第59章 追跡
その日の課題は和のおかげでなんとか終わり、、
雅「、、あっ!部活間に合うかも!!」
和「ったく。感謝しろよ俺に。」
雅「うん!!明日ジュース奢るから!!行ってくる!!」
和「ふふっ^_^うん。明日な。約束守れよ^_^」
雅「うん!じゃあ後で!!」
俺たちの中の言葉。“後で”は、“バイバイ”の意味。
家が近いから、遊びに行ったり1人の家に集まることが多いから、ない日でもよく“後で”を使ってた。
でも、、和は、、、
和「、、バイバイ^_^」
俺は焦っていて、軽く流してしまったけど、、
あの時の“バイバイ”は本当の意味だと後から知った。
その日の夜、和の家が真っ暗で、、、
「、、二宮さん家今日引っ越していったのよ。」
母さんから衝撃的な話を聞いて、、何も理由もなしに俺たちの前から消えたんだ。
雅「、、もうあれから8年だよ、?なんで、、」
潤「うん、、どこに行ったんだろうな。」
あとから調べたら和は、両親の離婚をキッカケに家庭が傾き学校へ通えなくなって、家を売って遠い山奥へ引っ越したみたい。
智「和、、苦しかったんだろうな。」
雅「、、え、?」
智「正直、怖かったんだよ。俺たちいつも一緒に過ごしていたから過ごせなくなるのが一番辛かったんだよね、きっと、、」
雅「うん、、、」
25歳になった俺たちは未だ和の行方を掴めてなかった。