嵐しょーせつ。Part3
第66章 運命と奇跡
和「、、雅紀大丈夫?」
雅「うん、ありがとう。」
和「じゃあ、学校行こうか」
俺の足はもう動かない。
車椅子の日々。
双子の弟の和には本当に迷惑かけっぱなし。
和「、、ん?なに?」
雅「、、迷惑かけてごめんね、、」
和「はぁ?なんで?」
高1の夏、俺は自転車で登校中、トラックとの接触事故を起こした。その時は和も朝練で居なくて俺1人で登校していたときだった。
あのとき、病院に早退してまで来てくれたっけ?
和は、大好きな野球を辞めたり好きなこととか全部後回しにして俺の世話を率先してやってくれる。
雅「、、部活戻りたいんじゃない、?」
和「あー、もう!そんなことどうでもいいの!俺は雅紀に尽くすって決めたの!」
雅「でも、、」
和「大丈夫だから、、雅紀は気にするな。ほら、飛ばしていくよ^_^」
急に押しながら走り始めた和。
雅「わぁ、辞めろって!」
和「ふふっ^_^」
俺が落ち込むと和は笑わせてくれる。
そして、いつも通り馬鹿騒ぎして楽しませてくれる。
和「今度、キャッチボールしよ^_^」
雅「うん^_^」
キャッチボールぐらいしか出来なくなってしまった体だけど、和はそれでいいって受け入れてくれてる。