嵐しょーせつ。Part3
第88章 秋風
「、、、今日の授業はここまで。二宮ー。黒板頼む。」
和「はい、、」
高校生になって半年。
未だ学校に馴染めず、ぼっち。
「、、二宮くんってなんか近寄りがたいよね。」
「顔は可愛いのにね、、」
頭は切るのがめんどくさくて伸びっぱなしになって、、メガネをかけてあまり人と話さない。
でもね、この学校がある街は過ごしやすいんだ。
小学2年生まで過ごしてきた街だから。
和「、、、」
次は移動教室のため必要なものを準備して教室を後にした。
ゆっくり歩いていると、、前からみんなとは違うオーラを放っている4人組が歩いてきた。
「、、相葉くんよ!」
「松本くんもいるわー!」
「櫻井くんもカッコいい〜♡」
「大野くん、フワッフワしててほんと可愛い〜〜♡」
この学校で1番有名な4人組。
実は、向こうは俺のこと気づいてないみたいだけど、幼馴染なんだ。
まぁ、こんな姿になってたら気づかないよな。
小学2年生の俺と今の俺は、正反対に変わってるから。
俺はさっきまでゆっくり歩いていたのに、足早に通り過ぎた。
もちろん4人も気づいてない。
でもね、俺は気づかれてなくてもその存在に助けられてんだ。安心する。