嵐しょーせつ。Part3
第88章 秋風
和「、、ふぅ。」
昼休み。
誰もいない屋上でいつものように過ごす俺。
メガネを外して前髪をピンで留めて、ゲームしながらメロンパンにかぶりついて、、
誰も邪魔しないしされないこの時間がとても幸せなんだ。
あーあ、なんでこんな姿になっちゃったんだろ。
面倒くさがりなのかな、、、
半年も気づかれないっていうのがな、、なんか悔しい。
ぼーーっと考えていると、、だれか屋上に来た気配がして俺は慌てて前髪を外しメガネをかけた。
ガチャ、、
俺は、立ち上がりその場を去ろうとしたら、、
?「、、、かーずっ!」
、、え、?
今俺の名前、、、
?「ふふっ^_^気づかれてないとでも思った?」
和「、、雅紀、、」
雅「ったく、お前。どうしちゃったんだよ。」
和「、、、」
雅「お昼食うからちょっと付き合えよ^_^」
持っていたカバンからお弁当を取り出し食べ始めた雅紀。
和「、、翔たちは、?」
雅「んー?あー、委員会に呼ばれてる。」
和「、、、」
雅紀は、普段と変わらず何事もないように過ごしている。
和「、、いつから俺だって気づいてたの?」
雅「ん?入学式の時。」
和「え、なんで、もっと早く言ってくれなかったの!?」
入学式の時って、、最初っからじゃん。