嵐しょーせつ。Part3
第12章 家出。
「今日のお勉強は、ここまでにしましょう。」
ふぅー、、、やっと終わった、、、
俺は小さい頃から英才教育というものを受けてきた。
2歳から英語、3歳から水泳、、、
4歳からピアノに習字に、、
小学校上がる時にはもう塾に通っていた。
「、、和也。復習しなさい。」
中学に上がる時には塾と家庭教師を両立していて、、今日は家庭教師の日。
勉強が終わったから、ゲームしたかったのに、、、
「ゲームをする暇あるなら1つ何かを覚えなさい。」
お母さんが言ってることは正論で間違いないんだけど、、、
勉強終わったから遊びたかった。
勉強机に向かうまではお母さんは見張っていて、勉強を始めたら部屋を出ていく。
でも、いつも監視されるからつらくて
「和也。学校はどうだ。」
和「普通、、です。」
「友達はいるのか?」
和「、、、」
遊ぶ暇もないぐらい勉強をしていた俺。
もちろん幼馴染っていう存在はいるんだけど、、
ほとんど外で遊んだことない。
学校では俺と幼馴染は小学校から違うためあまり会わない。
こういう性格だから、、友達が出来ず困っていた。
「黙ってたらわからないだろう。」
和「、、います、、」
「そうか。」
両親の期待を裏切らないように一生懸命やるしかないんだ。俺には。