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ジッパー様

第14章 止まらない欲求【片桐side】

「ふう……」


 俺は一度冷静になるために、目を閉じて深呼吸をした。そしていつもの自分を演じる。


「だめじゃないか、僕に触ってもらえなかったからって、他の男に触らせるなんて……。君は気持ちよくさせてくれれば、誰でもいいのかい?」

「……っ……」

「お仕置きが必要だね」


 そう耳元で囁くと、ハルカの身体がブルッと震えた。


「シン……ヤ……さんっ……」


 はあっと吐息を漏らしながら、潤ませた瞳で俺を見つめてくる。


 ああ……その顔たまらないな。
 どうやって君に罰を与えようか、ゾクゾクするよ。


「そうだな、まずは全部脱いでもらおうか」

「……はい……」


 ハルカは頷くと、言われた通りにワンピースとパンツを脱いで、ベッドに腰かける俺の前に立った。


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