テキストサイズ

ジッパー様

第18章 疼く身体

 それは股が割れたショーツだった。


「どうしてこんな……」

「決まってるだろ、俺が舐めやすいようにだよ」

「!」


 まさか、片桐部長はレストランで私を……?


「ハルカだって期待してるんだろう? 嫌いじゃないよな、今まで公衆の面前でエッチなことを沢山してきたんだから」

「……っ……」


 私は反論できなかった。
 そして考えただけで子宮が疼いてしまった。


「久しぶりに胸が踊るよ。本当は、最初に君をレストランに誘った時に実行したかったんだけどね」

「……っ……」


 あの時そんなことをされていたら、受け入れられなかったかもしれない。


 それから私は股割れショーツに履き替え、コートを羽織った。隣にはスーツをビシッと着こなした片桐部長がいる。彼のそんな姿を見て、久しぶりにドキドキした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ