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ジッパー様

第18章 疼く身体

「お客様、空いたお皿をお下げしてもよろしいでしょうか?」

「は、はいっ……」


 急にウェイターに話しかけられて反射的に足を閉じてしまい、片桐部長の顔を挟んでしまう。


 ウェイターはカチャカチャと片桐部長のお皿をトレイに乗せていく。そんな時もテーブルの下では、片桐部長が私のクリトリスを舐めていて、しかも同時に膣の中にも指を入れてきた。


「……っ……」


 コップを持つ手が震える。クチュクチュと下から卑猥な音が聞こえてくる。
 

 だめっ……そんなに動かさないで、舐めないで! あと少しで波がきちゃうっ……!
 

「お客様。失礼ですが、お連れ様はどちらに行かれましたか?」

「えっ……」


 私の心臓がバクバク鳴って、はち切れそうになる。


「あ、あの、仕事の電話が入って、まだ……戻ってきてないんですっ……」

「そうでしたか、失礼しました」

「……っ……」


 ウェイターはやっと去っていった。
 あんなことを聞かれるなんて思わなかった。


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