
ジッパー様
第19章 真実
「ジッパー様と先に出会ったのはあたしなのよ? でもあとからあの女が……!」
「もしかして、その婚約者がジッパー様なの?」
「そうよ! ジッパー様はあたしの婚約者だったのよ!」
色々思い出したのか、いちごの顔が般若みたいになった。
「あの女は魔性の女よ。毎日違う男を部屋に招き入れてはセックスしてたわ。なのにあたしのジッパー様とも関係をもって……」
「いちご様、落ちついてください。怒りはお肌によくありませんよ」
リコさんにそう言われて、いちごはハッと我に返った。
「それに今はトオル様がいます。大丈夫ですよ、トオル様はいちご様を選ばれたのですから」
「……っ……」
伊崎社長がいちごを選んだ……。
それはジッパー様の生まれ変わりだから?
なんだかモヤモヤする……。
「そうね。昨夜はトオル様と愛し合ったし、もう何も心配いらないわよね」
そう言って、いちごは私を見てニヤリと笑った。
「もしかして、その婚約者がジッパー様なの?」
「そうよ! ジッパー様はあたしの婚約者だったのよ!」
色々思い出したのか、いちごの顔が般若みたいになった。
「あの女は魔性の女よ。毎日違う男を部屋に招き入れてはセックスしてたわ。なのにあたしのジッパー様とも関係をもって……」
「いちご様、落ちついてください。怒りはお肌によくありませんよ」
リコさんにそう言われて、いちごはハッと我に返った。
「それに今はトオル様がいます。大丈夫ですよ、トオル様はいちご様を選ばれたのですから」
「……っ……」
伊崎社長がいちごを選んだ……。
それはジッパー様の生まれ変わりだから?
なんだかモヤモヤする……。
「そうね。昨夜はトオル様と愛し合ったし、もう何も心配いらないわよね」
そう言って、いちごは私を見てニヤリと笑った。
