テキストサイズ

大型犬との同居~Remake Of Story~

第5章 ~借金取り達の魔の手~

小太郎さんに、危害が及ぶ事だけは絶対に避けないと…。

◇車の中◇

「……。」

車のミラー越しに、後ろの車を確認する。

「あの借金取り達か…。」

郁さんを途中まで送ったあと、マンションへ向かって車で帰っている最中。

梅田に着いた頃、途中から黒い車が後ろから追いかけて来るのが気になった。

信号が止まり、車のミラーで後ろの黒い車を確認すると車内に、借金取り3人組の姿があった。

「もしかして、僕が大喜君をあの時に連れ去った人物って事がバレたのか…?」

僕はスマホを取り出して、大喜君に電話をかける。

『もしもし、小太郎さん?』

「大喜君、今どこに居る!?」

『家で、夕飯作ってますけど』

良かった、家の中なら安心だ…。

「大喜君、今日はもう家から出たら駄目だよ!」

『え、何かあったんすか?』

「今、梅田で車の中で信号待ちなんだけど、借金取り3組に車で尾行されてるんだ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ