テキストサイズ

大型犬との同居~Remake Of Story~

第5章 ~借金取り達の魔の手~

◇505号室・地下の駐車場◇

「その車、きみの車か?」

「え……ッ!?」

車の前まで来ると、借金取り3人組がこっちに近付いて来る。

やっぱり、ココがバレてたか…。

「そうですけど…。」

「フッ、ていう事は昨日の運転してたのもお前だろ?」

「昨日の、カーチェイス楽しかったぜ~」

「でもよ、あんな荒い運転を続けてたって事はよ
俺達の追跡してた理由と、目的わかってんだろ?」

3人は、少しずつ僕に近付く。

「……何の事かわかりませんね…。」

そう言うと、借金取り1が僕の胸ぐらを掴む。

「とぼけてんじゃねえぞぉ!!」

借金取り1は、拳を振りかざす。

「うッ…。」

僕は、殴られて地べたに倒れる。

「お前が、犬尾大喜を車で連れ去ったって事も、荒い運転で逃げ回ったって事は、奴を匿ってる可能性があるって事もわかってんだよ!」

「がはッ」

借金取り2が、僕のお腹を蹴った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ