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腐男子恋愛日常~Remake Of Story~

第10章 ~エピローグ~

◇花音学園・屋上◇

-勝平視点-

「なあ、平次」

「ん?」

「この世界は、どうだろう…?」

「さあな…。」

昼休みの屋上、俺と平次は昼飯を一緒に食べるのに1階の自販機で、ジュースを買いに行ってる歩と研磨が来るのを待っている。

「1999回目の世界
仮に無理でも、最後の世界への希望が繋がる奇跡が起きてくれれば良いけど…。」

「まぁ、可能性は低いだろうな
1998回も逆行して、奇跡なんて一度も起きた事がないしよ」

その後、結局はこの世界も駄目だった。

今回は、研磨を守るために歩が真を刺して、真の遺体と共に歩は焼身自殺。

研磨は、歩を失って絶望と悲哀に支配されている。

◇全焼した日向家があった土地の前◇

「……。」

全焼した日向家があった場所の近くに行くと、全焼した家は完全になくなって売却に出された土地の前に、研磨が呆然と立ち尽くしていた。

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