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エッチなJKは嫌いですか?

第7章 未成年

「俺のこと知りたいの?」

少しドキドキして、なぜか薄く剥がれた壁の小さな傷を凝視する。

「あの、1つだけ聞かせてください。私以外の女子高生抱いたことありますか?」

「えっ、ないよ」
予想していた質問と違って唖然としてしまう。

「…ほんと?」
「本当。高校生のときは童貞だったし、大学生の時も大学生と付き合ってたし。本当」

「ふーん」と納得したのか納得してないのかわからない感じで頷く。

「なんか嫉妬しちゃうんですよね、私は優さんが初めてなのに、優さんは私が初めてじゃない。全部初めてじゃないでしょう?これは不平等ですよ!」

美咲ちゃんが勢いよく俺の手を握る。

「俺にだってしたことないことあるけどさ」

「いやそういうことじゃないんですよー。気持ちの問題というか、仕方ないからいいんですけど、寂しくなってきて。わかんないですね、何が言いたいか」

美咲ちゃんは強がるように遠くを見ているけど、何故か少し悲しい顔をしている。

「俺も寂しくなるよたまに。でも2人でいれば、強く保てる。ぎゅって、強く抱きしめていいよ」

と言ったものの恥ずかしくなってきて、目をそらして眼鏡の位置をなおす。

無言で美咲ちゃんが跨ってきて抱きしめてくる。痛いくらい強く。それでも弱い。

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