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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第2章 ~夏海と新入部員達~

◇花音学園1階・水泳部の部室◇

「波風(なみかぜ)先生、新入部員来ますかね…?」

テンション低くなりながら、2年C組の担任兼水泳部顧問の波風潮(なみかぜうしお)先生に話しかける。

「青島君、きっと新入部員来てくれるから元気出しなよ♪」

波風先生は、笑顔でそう言ってくれた。

放課後の部活見学会、僕は顧問の波風先生と一緒に水泳部の部室の中で、新入部員達の来訪を待っているところだ。

水泳部の部室は、校内プールの向かい側にある。

数分後、部室のドアがノックされる。

僕は、部室のドアを開ける。

「あの、水泳部の部活見学会に来ました」

「どうぞ、中に入ってね」

「失礼しまーす」

「失礼します」

良かった、3人も来てくれた。

僕は、新入生3人の顔を順番に見てそのうちの1人に目が止まった。

「あれ?」

「お久しぶりです♪」

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