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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第8章 ~始まる残り1年間の部活動~

「射手座島に着いたり、旅館の部屋に入ると去年の事とか、いろいろ思い出すって話ですよ」

「あぁ、去年の―――――」

『夏海さん!』

『良いから…好文君は先に…うわっ…ゲホ、ゲホッ…。』

「ッ!?」

ふいに、僕の脳裏に去年のあの出来事の光景が、フラッシュバックする。

「夏海さん?」

『うぷっ、うわっ…ゲホッ』

「あ…あ…あっ…。」

さらに、急に全身が悪寒に襲われる。

「え、ちょっと夏海さん!?」

好文君が、そばに駆け寄って僕の両肩を持って揺らす。

『夏海さん後ろ!!』

『うわあッ!』

『夏海さん!!』

「夏海さん!!」

「あ、あ…あっ…うあああああッ!!」

僕は、激しい悪寒に襲われその場にしゃがみ込む。

「ちょっと、夏海さん!!
どうしたんすか!?」

心配した好文君も、僕の前にしゃがみ込んだ。

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