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オキナグサ

第1章 ミホ


小さい頃からなんとなく女の子に興味が湧かなくて、同性ばかりに目がいった

そんな俺の人生初めての恋人はやっぱり男で

そいつには


『お前怖いよ!』


と言われてフられた


最初の方は可愛いって言ってくれたし、俺の性癖にも付き合ってくれてたのになぁ


なんて


それから数人ほどと付き合ったけど
その度に悉く言われる台詞は『怖い』で


あーなるほど
俺あんまり深い付き合いに向いてないんだ


と自覚したのがつい1年前
大学2年生のことだった


もともと物事を軽く考える性格だったおかげで、自覚してからはそういうお店でひっかけたセフレと遊ぶ日々


でも今日は


「あの……もしかして、ミホさんですか?」
「うん。そう、俺がミホ」


サイトで知り合った行きずりの人と会う日

メールで聞いてた相手のハンドルネームを俺が口にすると、安心したように笑う


今日は可愛い系かー
大丈夫かな?


「ねぇ、俺タチはしないけどいいの?」


有名なホテル街へ歩きながら話しかける


「は……はい……っ」


へーこの顔でタチなの?
ちょっと楽しみ

こう見えてすんごい巨根だったりして


あ、やばいアナルがきゅんとした

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