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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜

第4章 再会


震える私の首筋に彼がベロッと舌を這わせていく。


「あっ…やぁっ…。」


怖いはずなのに、私の体は彼からの行為に悦んでいるのだ。

体が熱くなり疼いていく。

やだっ…私はなんでこんなに感じているの?

殺されるかもしれないのに…。


「そうだ。恐怖ではなく、もっと快楽を味わえ。女は快楽に溺れている時が一番美味い。」

「…っ、あっ…んっ。」

「そうだ、お前は素直に快楽に従えばいい。殺しはしない。安心しろ。」


殺しはしない。

彼のその言葉に、私は安堵する。

彼から与えられるひたすら甘い刺激に、私の体は蕩けていった。


「あぁっ!!いやっ…気持ちいい…。」


あの日と同じ、体を走り抜ける甘美なこの刺激。

これは…何?


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