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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜

第6章 昼と夜


「えっ?まさか…。」

「いい子にしてたら、また相手をしてやる…そう言ったでしょ?」


いたずらっ子のように、笑う眞多さんは、動揺する私とは真逆にこの状況を楽しんでいる。

まだ理解出来ない私は、そのまま何も言えなくなってしまった。

そんな中、端の席に座っていた女性が眞多さんを呼んだ。


「紫艶!私にも何かカクテルを作ってよ。」

「今行くから、待ってて。」


紫艶?

眞多さんが??

眞多さんが、紫艶なの???

混乱する私に眞多さんは、フッと笑い女性のオーダーを聞きに移動した。


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