
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第7章 若月さんと馬場さんの話し
私たちは一件目でだいぶ酔っぱらってしまった!
「やっばい――――…結構飲んだね~…次、次行こう?」
「馬場さん…まだ、飲むの?」
「あったり前です!明日休みですよ?爆睡するために、飲まないと!」
何だか分かる気がする…
最近飲まないと寝付けない――――…仕事の緊張が…寝る寸前まで脳を支配していて…
予定と役員の機嫌と――――…、一人で悩み苦しむ…
「だね!もう一件!!」
「飲むぞ~!」
私たちは、フラフラな足に再度気合いを入れて店を探し始めた!
