
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第3章 完璧な仕事と憂鬱なプライベート
「――――私は…的確な行動が出来ていましたか?」
「は?…出来ていましたよ?それが…何か?」
丸井さんの対応は迅速だったし、申し分はない…と、言うと曽根はパッと顔を明るくする
「///じゃぁ…じゃぁ…なんで――――…能面…なんですか?
ほ…誉めてくれるなら…ご褒美が欲しのですが――――…そんな…感じでも…ありませんし…」
また、能面って言いった…
別に――――丸井さんへの対応は完璧だと思うが…
なんだか――――…色々と引っ掛かるものがある?訳で…
「――――別に、丸井さんのお相手の方は…当社の大事な取引際のご子息です…無難な対応だったと思いますよ?それ以外は…なんとも」
見下ろす曽根は私の言葉に、多少腑に落ちないところがあるのか…シュン…と、肩を落とす
