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腐男子仲間から恋人へ

第1章 ~プロローグ~

当時、アンソロジーとBLの存在を知らない僕は、発見した時に絵に違和感を抱きつつも試しに読んで見た。

そしたら、読んでるうちにだんだん面白くなって、他のも読んでるうちにハマって腐男子になったんだ。

ちなみに主に好きな萌えカプは、年下×年上、後輩×先輩、部下×上司、弟×兄などの下克上系。

もちろん、それらの逆もキャラの組み合わせによったら全然イケる。

「はぁ…僕も年下に攻められたいなぁ…。」

Mってわけじゃないけど、年下に攻められたい願望はある。

その時、部屋のドアからノック音が聞こえる。

「はーい」

ドアを開けると、寮長の下野紘志(しものひろし)さんが立っていた。

「日暮君、朝早く悪いね」

「いえ、とっくに起きてましたので」

寮長がいったい、こんな朝早く何の用だろう…?

「実は、今日の昼前にこの部屋に1年生が入居することになってね」

「はあ…。」

腐乱寮では、1年生と2年生は相部屋で3年生のみ、1人部屋なのだ。

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