テキストサイズ

腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

◇日暮家2階・明人の部屋◇

―明人視点―

「よし、始めるぞ~!」

翌日の朝。

腐乱寮の食堂で、護君と朝飯を食べたあと腐乱寮を出て家に帰って来て、片付けをして引っ越しに向けての準備を始める。

そして、昼前には僕の部屋の片付けが終わった。

ちょうどその時、スマホの着信音が鳴る。

「照実からだ」

「もしもし?」

『もしもし、お兄ちゃん
今、電話大丈夫?』

「大丈夫だよ」

照実からの電話、初めてだから少し驚く。

『お兄ちゃん、部屋の片付けは終わった?』

「うん」

『昼飯まだだから、前に話してたハイギュー!!好きの友達と、これから昼飯を食べに行くんだぁ』

確か、ヅッキーが好きな友達か。

『お兄ちゃんも一緒にどうかな?』

あぁ、昼飯の誘いね。

そういえば、片付けで昼飯まだだったな。

「僕が、一緒で良いの?」

『うん♪
その友達も、お兄ちゃんに会ってみたいって』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ