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あたしの秘密

第3章 イケメン

バイト先の
5才年上のイケメンには
彼の5才年上の彼女が居た

知ってたけど

カッコいいから
「カッコいいねぇ」
って言ってチヤホヤしてたら

職場の飲み会の帰りに
送ってく貰った時

彼の車の後部座席で
ちょっぴり入れられちゃった

初めてを失ってから
あたしはあたしを安くした
守るものが無くなって
歯止めが利かなくなっちゃった

今回も 痛くない

あたしってガバガバですか?
って 思ったけど
そうでも無いらしい

一度してしまってからは
彼女そっちのけで
食事に誘ってくれた

イタ飯食べて 次に行った
薄暗いバーから出た時
キスされちゃった

誰か来た気配がして
直ぐにパッと離れちゃったけど

「びっくりしたぁ」
って言ったあたしを連れて
車まで腕をくんで歩いてく

フワフワした

人通りは少なくて
交差点の信号は青だったけど
足元に 大量の虫を見つけて

彼の胸に
飛び込むみたいにUターンして
立ち止まって虫を見た

カナブンだった

抱き付かれると思ったのかな
無口になっちゃった彼に

「カナブンってこんな時期?」
とか言いながら
また 駐車場へ向かう

寄り添って歩き出そうとしたら
突然 路地の壁に押しやられて
キスされた

舌が絡み合うキス

彼左足が
あたしの股の間に入ってくる

どうやったのか分からないけど
プルプルとあたしの左足が震えて
彼の股間を刺激した

家に帰る前に
「ココ入る?」
って聞かれて

「良いよ」
ってラブホに立ち寄った

最初からする気で入ったのは
初めて

私はシャワーを浴びた

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