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桜花楼の恋

第18章 いざ尾張へ

宮田、宮田あぁ、すっげぇ一大事だってばぁ、ダダダダダッ!



宮「どうしたの千ちゃん」

千「りょ、りょ、亮太と」

宮「あぁ、屋良さんのこと知ってるよ来る途中タマに聞いたから」

千「おっ、おっ」

宮「女なんでしょ?クスッ」

千「なっ、なっ」

宮「千ちゃん、お喋りだし大騒ぎすると思ったから」

千「‥‥‥」



ズルいよ2人で内緒にして。



宮「ごめん」

千「知らない、もう」

宮「イジケないで、ニコッ」

千「ふんーだ」



ギュッ!



宮「千ちゃんも気持ちよくなりたい?」

千「うっ、うん」

宮「クスッ」



宮田には勝てない。



千「あっ、んっ、ああっ」

宮「わっ、もう勃ってる」

千「ああっ、宮田あぁ」

宮「人のを見て興奮しちゃったの?クスッ」

千「いっ…意地悪‥言うな…あぁ‥いっ」



でも、それが心地いいんだ。



千「もっ、もっと、もっ、あぁーっ」



翌朝━



千「ジーッ」

宮「見ないの」

屋良「んっ?」

千「ニカッ」

屋良「なっ、なに?」

宮「はぁ」

千「ジーッ」

山本「‥‥っ」

宮「ちょ」

屋良「なんだよ」

千「いひひっ」

屋良「気色悪い奴だなぁ」



ガヤさんのいる城までは、まだ少し先がある。

丸ちゃんは━



丸山「ほな先に行って若さんに話しておくよって」

玉「うん、頼むね」



宿には泊まらず、そのまま城へと向かった。

俺達も…



塚「千賀、走るか」

千「おう」



ダッ!



玉「元気だな、あの2人」

宮「タマ、ガヤさんに会ったらどうする気?」

玉「今の自分の気持ちを正直に言ってお願いしてみる」

宮「んっ?」

玉「他の武家の家へ養子に入りたいって」

宮「それって」

玉「んふふっ」



順調に前へと進んでいる。

江戸では、五関の若旦那やハッシー、トッツーと河合の若旦那。

ニカ・横尾さん・翔、そして。



北「やだっ、ぜったい嫌だ、んな格好しねぇ」

横「ミツ、太輔に会う為だろ我慢をしなさい」

北「んなこと言ったって」



着実に尾張へ向かうための準備をしていたんだ、意気込みを胸にしまい込み。



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