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蜜蜂オヤジ。

第22章 3番目の花蜜。

『あ…あの…。 私…酔っぱらってるわけじゃないですから…。』

菫はそう前置きしてから
大作の顔を真剣に見つめて囁いた。


『私… これからもお父さんには… …その…』


大作は
菫の言葉を
まっすぐな瞳を菫に向けながら
待っている


『…あの…。 ……これからも色々と相談に乗ってください! この前にお線香をあげに言ったときから… お父さんの声って聞いているだけで、落ち着くんです! …私…今まで、海さんと別れてから、なにくそっ!って思って人生生きてきました…。 …それで…ここまで来ました…。…でも寂しいっていうか…心細くなるときあって…。』


『そうなんだ…。菫さん、偉かったね…。だけどさ… …それは俺じゃなくて、今…交際結婚を考えてるかたにすればいいんじゃぁ…』

『ダメなんです! …私… ファザコンなところがあって…。年上の人じゃないと……… …ダメですか?だって、今ここでお父さんとサヨナラしたら… …もう私…お父さんに会える理由がなくなるもん…。』

桜は堰を切ったように
感情を大作に爆発させた…。

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