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蜜蜂オヤジ。

第22章 3番目の花蜜。

な、な、な、なん、なん、なんだ…?

と、と、と、どう、どうし、どうしたら
どうしたらこんな展開になる?



この菫さんのまなざし…

これって
織れとイケナイ関係になった頃の
桜さんそっくりの
発言と心の揺れじゃないか?


潤んだすがるような瞳に
口もとのホクロ…
片エクボの美人さん……。

そんな思わせ振りな発言したら※
俺…
やべえことに成りそうだぞ…!



大作は
菫の言葉に戸惑いながらも
スーツを着た仕事がバリバリできる
強い女の見せる弱さに

少しずつ理性が
ぶっとんでいきそうになっていた。


『菫さん… 俺でよかったら相談に乗るよ… だから…ほら、はい…。』

大作は
スーツの胸ポケットにしのばせていた
チーフをそっと菫にさしだした。


『こんな美人さんを泣かせていたら、まわりからは完全に俺が悪者だからね!へへっ…』
っとおどけて見せた…。


と、その時!

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