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蜜蜂オヤジ。

第26章 ママがサンタとキスをしてた夜。

『えっ?その春ちゃんて子は、そんなことを言っているのかい?…おかしいなぁ…。カケルや…きっとサンタさんはやって来るぞ!』

ジイジはそう僕を励ましてくれた…。





その夜ーーーー……

『カケル!早く寝る準備をしなさい!』
ママからそう何回も
言われて僕は
仕方なくお布団に入った…


眠らないぞ!
絶対に起きてるんだ!
眠らない!眠らない!眠らない!
眠らない!眠らな…い!
眠…ら…な…い…。
眠ら…………な……・……ぃ……
…………………。

でも僕は眠っちゃった。



ーーーーーーコトッ!


だけど
僕はその夜中…
枕元に
なにかが置かれたような
物音を確かに聞いたんだ。

それは
夢か本当のことだったかは
よく分からなかったけど…

でも僕はあの時
確かに
大きな背中のサンタさんが
僕の眠っている部屋から
出ていくのを見たんだ…。

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