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蜜蜂オヤジ。

第28章 ゆく年に…。

『寺山の血かな…。 俺も大幸父さんや、大吉兄さんと同じことしちまったよ…。』

『でも気にしないで…。命が生まれると言う奇跡は、その過程なんて小さなエピソードに過ぎないわ…。』

志帆は
俺にそう囁くと
また長い階段を俺と一緒に昇りはじめた。

そして…
俺と志帆はいつのまにか…
真っ白な煙になって
どんどん空高く昇っていった…。

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