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きみの一閃で目覚めた恋心

第2章 ~告白のメッセージ~

「……。」

突然、何かを考え込む大喜君。

「大喜君?」

「大喜さん、どうしたんすか?」

俺と朝陽君が話しかけると、大喜君は俺達を見て口を開く。

「実は、俺の恋人の仕事仲間の人の弟さんが、梅田喫茶店の男性スタッフと恋人同士になったらしいんだよ」

「えっ?」

「あぁ、郁さんね」

朝陽君は、郁さんって人と面識があるのか。

「郁さんも弟さんの恋人を見る為に、明日ココに来るんだって」

「まさか、隼さんと郁さんの弟さんが同一人物だったりして?」

「いやいや、そんな漫画みたいな展開ないって(笑)」

「そうだぞ、朝陽
よっぽどの事がない限り、ありえないって(笑)」

朝陽君の発言に、俺と大喜君は笑いながら否定する。

そうだ、そんな漫画みたいな展開あるわけがない。

この日は、店長夫婦と一部のスタッフ達にも恋人が出来た事を報告し、いつもどおりに仕事を終えて家に帰った。

そして、翌日を迎えていつものように出勤した。

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