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『ところでさ…　イオリンはどうなのよ？最近は…』

ひとしきり
ミズホは自分の話を語ったあとで
イオリに近況を訪ねた。


ちょうど最近
旦那の岳人の家庭でのいい加減さや
だらしなさが気になっていたイオリは
ついつい
岳人のダメなところを
列挙してミズホに
喋り続けた。


『うんうん。わかるぅ…！うちも旦那が靴下を放置してるんだよねたまに…えっ？なんで？ってドン引いちゃうよね…。』
とミズホは
そう相づちを打つ。


『やっぱりさぁ…　…私もイオリンも、結婚退職しちゃったじゃん…。あれ…やっぱり失敗だったよね。』

『やっぱりそうなのかなぁ…』

『うん。私はそう思うよ。…今ね私、仕事はじめたの。　…あんまり大きな声では言えないけどね…。』
続けてミズホは
『私ね…。内緒だよっ…！』
と人差し指でシーッとしてから
『旦那に内緒で……。風俗嬢始めました！』

イオリは
思わずそれを聞いて
飲みかけのカフェラテを
思わず吹き出しそうになってしまった


『ちょっ、ちょっ……エェーーー……！』

そりゃあ旦那さんには内緒だわねぇ…。

イオリは動揺を抑えて
イオリの話を再び聞き始めた。