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三角関係ときどき四角

第8章 乱れた三角関係

仮に気付いていたとしても
珠理と何かあるわけじゃ……


「お待たせッ。熱々のお粥だよッ」

「ありがとう」


エプロンを身に付けている珠理に
少しだけ落胆した。


いつもの丸テーブルに
お粥を乗せたトレイを置いた珠理は……


「ほらッ。お勉強はおしまいねッ」


ノートパソコンを取り上げられ
再びお粥を乗せたトレイを抱え
膝に乗せるようにして
ベッドの脇に座った。


「食べさせてあげるからねッ」

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