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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

母さんの言う本題とは、俺の泉への好きな気持ちについて。

既に、2人には泉への気持ちを打ち明けてるし、泉の事も気に入って応援もしてくれている。

今夜、告白する事も打ち明けてある。

「俺、頑張って自分の気持ちの全てを伝えるぞ」

「問題は、泉君のお母さんの気持ち
泉君のロークさんへの好きな気持ち
ロークさんも、泉君の事が好きな可能性が大だという事ね」

母さんの言うとおり、問題はその3つだ。

泉は、富崎家の跡取り息子にして次期社長。

大事な一人息子を、男との交際を許してくれるかどうか…。

あとは、泉とロークさんの互いへの気持ち。

「可能性は、確実に低いだろう」

父さんが、俺に言った。

「でも時には、当たって砕けてそれを糧に次に進む事も大事よ」

「うん」

母さんの言葉に頷く。

「結果がどうであれ、泉に自分の気持ちを全部伝えるだけだ」

母さんと父さんの3人の家族会議終了後、俺は泉が待つ自分の部屋に戻った。

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