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好きな人が1人から2人に!

第7章 ~エピローグ~

富崎邸を出てからは、梅田に住んでるBL作家の恋人の家に同棲している。

朝陽さんとは、今も連絡のやりとりもしているんだ。

-皇人視点-

「今日も、暑いね…。」

「そうですねぇ…。」

泉坊ちゃま…。

僕の泉坊ちゃまに対する恋心は、日々増して強くなっていく…。

こんな事はいけないと思いつつも、龍一様と恋人同士でも良い…。

僕とも恋人同士になって、坊ちゃまと1つになって僕の童貞をもらって欲しい…。

それに、もう決めてあるんだ。

「泉坊ちゃま」

「ん?」

「今夜
僕からどうしても、お伝えしたい事があるのですが良いですか?」

「うん、わかった」

今夜、駄目だとわかってても僕は泉坊ちゃまに、自分の気持ちを伝える。

「それじゃあ、皇人
この辺で良いよ」

「わかりました」

JR京橋駅付近に着いて、僕は泉坊ちゃまが駅の中へ向かう後ろ姿を見送る。

泉坊ちゃまへ、自分の気持ちを伝えたあとの事を考えながら…。
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