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僕ら× 1st.

第27章 牛、歩く --Mkt,Ar

映画鑑賞中に花野の肩を抱き寄せる。
俺に視線を向けるも、画面から叫び声がしてすぐに彼女を取られる。

コロコロ笑っていた彼女が、ベッドシーン手前から固まりだす。
顔を俺と逆方向に少し向けたりして。

楽しい中に長めの濡れ場ありの、この映画を俺が選択した理由なんてバレバレだろうな。

「見ないんだったら俺を見て?」

「え……」

「俺も花野ちゃんとあんなことしたい……」

「っ、侑生君っ……」

俺の家に上がったってことは、オッケーだよな?
ここ、ベッドの上だって知ってるよな?

俺のあげたネックレスが揺れる。

「花野ちゃん、いい匂い」

花野の首筋にキスを始め、登って唇へ。
熱く見つめて舌をねじこんだ。

「っっ」

そのまま深くキスを続ける。

肩を抱いた手をそろそろと動かして、服の上から胸に触れる。
まあるくてふにふにしてて。

花野ちゃんの、おっぱい。
俺の手のひらに丁度なサイズ…。
俺の右手は彼女の左の輪郭をなぞり、次第に力を入れて押さえだす。

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