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僕ら× 1st.

第29章 侑生BD --Hzm,Ar

キスを繰り返しながら再度いじりだすと、花野から甘い声が漏れ始める。

もうこれでダメだったら、今日は本当にやめておこう。
そう思いながら、彼女にかぶさる。

「花野ちゃん、いくよ…」

「うん……ふっ…」

ぐっと腰を押しつけると、抵抗はあるものの、先程とは打ってかわってズプッと入る。
これは強く入りすぎたと、慌てて腰を止めた。

「痛かったな…ごめん」

そう言う俺に、彼女は笑みを見せる。

「ううん、さっきより痛くない」

俺は、彼女の届く範囲にキスしまくった。

それから。

「全部入れてみる…」

もう痛いところは済んだんだろうか?
自分が痛くないから、ホントわかんねぇ。
そう思いつつ、息を止めてゆっくり腰を進める。

「ふうっ…俺の、全部入った」

全部、花野の中にっ。
すっげ激しい感動なのに、彼女は「ふふっ、わかんない」と笑う。

「花野ちゃんの中、すごくあったかいな…少しづつ動いてみるね」

花野の表情を見ながら、俺は腰を前後に動かしだす。

「うあっ…すっげ気持ちい、はぁっ……花野ちゃんっ、痛い?」

「ジンジンするけど、もう大丈夫みたい」

ジンジン?
なら、痛いんじゃねぇの?
でも、大丈夫なら俺、甘えてい?
早いけど、もうそろそろ臨界点が見えてきそ…。

俺の線グラフが、うなぎ登りにグングン上っていく。

「よかった。うっ、何これ。花野ちゃん、俺のっ締め付けてない?」

「えっ、わかんないよ」

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