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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第2章 きせき〜奇跡〜

*Sside*

潤「翔、落ち着いて。ね?」

「だって、誰も赤ちゃんのことなんて考えてくれないじゃん!」

俺を宥めるように話しかける潤に、なんかイライラしてしまい、当たり散らすように大声を上げてしまう。

潤「翔、落ち着いて…」

「落ち着いてるってば。もう、いいから…あっ…っつ、いたっ…」

急に痛みを感じて、お腹を抱え込んだ。

潤「翔?どうしたの?」

「お腹が…痛いっ…つっ…」

余りの痛さに意識が遠くなっていく。

「…どうしよ、赤ちゃんに何かあったら…うっ」

潤「翔⁉︎大丈夫か?今病院に行くから。しっかりしろ」

潤の声がだんだん遠くなっていく…。

「…おれの…赤ちゃん……じゅん…まもって…」

潤「翔‼︎」

俺を呼ぶ潤の声を聞きながら、俺の意識はプツンときれた。




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