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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第4章 きせき〜軌跡❷〜

*Mside*

スマホをスピーカーにしてもらい、俺からも両親達と話し合って認めて貰った事を伝え、お礼を言った。

智『きちんと話あったんだ。分かってもらえて、良かったな』

「リーダーのおかげだよ」

智『先ずは、翔くんの体調と赤ちゃんを優先して』

翔「智くん、ありがとう」

暫く翔の実家でお世話になる事、ホルモン療法を試すことも伝えて、電話を切った。

「みんなには迷惑かけちゃうけど、今だけ甘えさせてもらおう」

翔「うん。…赤ちゃん、みんなに愛されてるね」

「そうだな。無事に赤ちゃん産まないとな」


マンションに着き、二人でソファーに座ると、翔のお腹に顔を埋める。

翔「ちょっと、どうしたの?」

「ん?赤ちゃんにも報告。みんなに愛されてるから、すくすくと大きくなるんだぞって」

翔「うん。お母さんも頑張るからね!」

「お母さんか…。なんかすごく不思議な感じがする」

翔「潤は、お父さんだからね」

「分かってるけど、まだ馴染めない」

翔「ふふっ、俺だってそうだよ。それに、不安もいっぱいだし、きちんと子育てできるかなって考えちゃう」

翔のお腹に手を添え、翔を抱き寄せた。

「そうやって、不安な事は溜めないで、なんでも言って。俺にできる事は少ないけど、翔の気持ちに寄り添う事は出来るから。それに、我慢が一番良くないよ」

翔の顔をあげ、不安が少しでもなくなるように思いを込めて口づけをした。

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